カーコーティングは、
の3工程から成り立っています。コーティングの完成にはどの工程もおろそかにすることはできません。
コーティングの品質を高めるには、まず洗車・研磨を徹底することが必要となります。ただしボディを痛める結果になってしまっては本末転倒です。当社では、車の耐久性を劣化させることなく、ボディ本来の輝きを引き出すこだわりの技法で洗車・研磨を行っております。
ボディに施された塗装には、日常使用で付着する誇りや泥、雨染みなどのはっきりと目に見える汚れ以外にも、内部に染み付いた汚れが存在します。コーティング施工の品質は、この汚れの有無によって大きく左右されます。
コーティング剤は、塗装と密着するように作られた製品です。塗装は非常に小さな粒子の集まりですので、コーティング剤をしっかり定着させるには、その粒子の中に入り込んだ汚れや油分を取り除く「特別な洗車技法」が必要です。
表面に見える砂埃や泥はねなどは比較的簡単に取り除けますが、ボディーに固着した汚れや染みは、力と摩擦を加え、強制的に取り除こうとします。しかし、固着し化学変化した汚れは取れません。これらは全て洗車傷となり、塗装を痛め状態を悪くさせるだけでなく取り除けない汚れも多く残りますし、洗車で表面の汚れは落とせても塗装内部に入り込んだ汚れは取り除けません。
当社の洗車法は、汚れの特性に合わせた各種ケミカル洗浄剤を使い分け、力を加えず塗装やボディに負担をかけることなく、化学分解により塗装内部に浸透した汚れまでも確実に根こそぎ取り除きます。(雨染み、スケール、鉄粉、水垢、黒ずみ、ピッチ、タール、融雪剤、油膜、虫跡、ワックス固着、黄砂、花粉、塗装ミスト 等 除去)
コーティングの前には、ボディ研磨は必ず必要です。たとえ新車の場合であっても、輸送の際に雨風にさらされていますので、下地処理は必須となります。
ボディ研磨の大前提として、磨く=塗装を削ることになります。当然、磨けば磨くほど、ボディの状態はきれいになりますが、その分塗装被膜は薄くなり、塗装の寿命は低下します。そこで、当社オリジナルの研磨技術が効果を発揮します。
従来の研磨方法は、まず元の塗装を削りながら、バフ目(磨きキズ)に置き換えます。それを最終的に目の細かいバフやコンパウンドで磨き上げて鏡面仕上げにしていきます。この方法は確かにきれいになりますが、塗装を大きく削ることになります。一般的に塗装被膜は、20~40ミクロンありますが、従来の研磨法では軽研磨で2~3ミクロン、ハードな研磨では、10ミクロンの磨きとなることも少なくありません。仕上がりが良くても、塗装が薄くなってしまうと、次に磨く際に選択肢が少なくなってしまうのです。
当社の研磨方法は、研磨力の弱く、通常では艶出しや仕上げに使うポリッシャーやコンパウンド、バフを組み合わせて使用し、少しずつ研磨を行います。
バフ目を消す為の研磨が不要となり、塗装の膜厚を最大限残す事ができるのです。軽い研磨では1ミクロン以下から多くても1∼2ミクロン。ハードな研磨でも4∼6ミクロン程度の研磨量で済みます。
その分、時間はかかりますが、見た目の美しさだけではなく、塗装被膜の耐久性にも最大限配慮しているのです。(※深い傷を消す場合は、場合によっては、従来の手法も組み合わせて使用します。)